内観療法に関しては、聞いたことがあり、興味を持っていましたが、今回受けようと思ったきっかけは、知人と言い争いになり、殴られたことでした。腹がたって、馴染みの弁護士にも相談しました。知人からは謝罪がありましたが、それでも怒りがおさまらず、自分でも、この怒り様は、変だと思いました。仕事もうまくいってなかったので、自分を振り返る必要があるのかもしれない、と思いました。
内観の説明や、カウンセリングを受け、その後内観導入に入る前に、先生に呼吸法の指導を受けました。丹田を意識して、ゆっくり呼吸を繰り返すと、こんなに深い呼吸をしたのは、ずいぶん久しぶりのような気がしました。そして、とても気持ちが落ち着きました。呼吸法や気功のおかげで、内観の世界に抵抗なく入っていくことができました。両親、妻、上司、同僚に対して内観をしていくと、自分のあやまちや失敗を、全て人のせいにしてきたことに気付きました。そのくせ、見栄っ張りで自分を良く見せるための嘘をつき、自分で自分を苦しめていたのです。それなのに、周囲の人たちは、温かく見守ってくれていた。自分は他人がいてくれているからこそ、存在するのだ、と心から感謝できました。
今までは、自分一人が戦っているかのような、変なヒロイズムに浸るところがありましたが、本当はみんなが、それぞれ一生懸命生きているのだ、ということがわかった時、自分を殴った相手を、初めて許すことができました。また、気功と身体内観で、一生懸命働いてくれている臓器や細胞を感じることができました。今までは身体を顧みず、身体の叫びを無視して、無理な仕事の仕方をしてきたことも、大いに反省しました。これまで正直になれなかった自分、感情的になり、客観的に事実を見られなかった自分でしたが、内観で子供の頃の素直さを取り戻せたような気がします。ここからが本当の内観の始まりとして、先生のアドバイスどおり、日常内観を続けていきます。そして、心身めざめ内観センターで、週末集中内観を、定期的に指導していただき、心身のバランスを取って生きていこうと考えています。通常の内観療法は一週間かかる、といいますが、そんなに仕事を休むことはできません。2泊3日で、こんなに内観が深まるとは驚きでした。現代人の生活に即し、心と身体を同時に楽にしてくれる、心身めざめ内観センターに出会えて、本当に良かったです。
福岡県 34歳 男性
この度、3泊4日間の心身めざめ内観をさせていただく機会に恵まれました。
私は福祉分野で働いており、現在福祉の専門職としての勉強をしています。内観療法については精神保健分野の学習をした中で、日本生まれの心の治療法であり、海外でも高い評価を受けているといった知識がありました。この度は、パニック障害に悩む弟に付き添い、心身めざめ内観を研修させていただきましたが、最初は内観に対して興味半分の気持ちで臨んでいました。
心身めざめ内観センターはとても綺麗な山河に囲まれており、日常の忙しさや騒がしさを忘れさせてくれました。
そういった静謐な環境の中で、内観を受けていく内に、父や母、弟といった身近な人達について、今まで感じていた事がまったくの自分の思い込みであることに気づかされました。
そして、その思い込みがいかに自分の目を曇らせており、大切なことを見えないようにしていたのかを思い知らされました。
今まで恩着せがましく、人にしてあげた事ばかり考えていた私は、実際には、ほとんどしてあげている事がなく、「してあげていた事であると思い込んでいた事」の数倍、いやそれ以上に周りから与えられていたのだ、ということに気づきました。
内観は、これまでの他人を哀れな人と見下す自分の傲慢な気持ちや生き方に恐れを抱かせるとともに、そういった私が実は周りの人達のとても温かい気持ちの中で生かされているといったことを教えてくれました。本当は、感謝のない、哀れな生き方をしていたのは私であり、そんな私を支えてくれている沢山の人達がいるのだ、といった事実を、はっきりと見せつけられました。
これまでは、自分の力だけを頼りにして生きているつもりでしたが、そんな生き方よりも、私を支えてくれている人が、こんなにもたくさんいたのだ、という気づきは、とても力強い、大きな安心を私に感じさせてくれました。
心身めざめ内観を受ける前は、人をうまく使ってやろう、出し抜いてやろうといったことばかり考えていましたが、研修が終わる頃には、いろんな人が自分の為に協力してくれているんだ、といった謙虚な考えが浮かぶ様になりました。
心身めざめ内観センターでは、内観の導入時と、朝と晩に気功や呼吸瞑想法を指導していただくのですが、非常に心を落ち着かせ、内観に集中するのに役立ちました。また、身体に対する気功は、自分の身体や健康を改めて意識する助けとなりました。まだ禁煙とまではいきませんが、驚くほど、たばこの量が減りました。
心身めざめ内観最終日は、生まれたての赤ちゃんになったような、爽やかな気持ちを味わいました。
今回の心身めざめ内観では、心身を健やかにし、相手の立場になってものごとを観る方法を得させていただきました。この見方は、人と接する職業の私にとって、私自身がとても豊かな生き方をする基礎を与えてくれた様に思います。福祉を初めとした対人職を目指す人や、現職の方には、是非とも一度心身めざめ内観を体験していただきたいと感じました。それと共に、私自身がこの気づきを大切にする為にも、今後日常内観と呼吸法を忘れずに行っていきたいと思います。
福岡県 28歳 男性
私は、学校でいじめを受けた経験があり、そのトラウマから、対人恐怖症によるパニック発作を起こすようになりました。 職場でいじめの被害を思い出させるような言動や行動をする人に対し、過呼吸やめまいを起こすようになり、仕事にも支障をきたしていました。
今回主治医の先生の紹介で心身めざめ内観療法を受けることになりました。
3泊4日の心身めざめ 内観が始まって最初は、自分の住んでいる九州から遠い所で、テレビや携帯がない環境で不安だらけでしたが気功や呼吸法を習い、実践していくうちに不思議と不安が薄れていきました。そして「していただいたこと」「して返したこと」、「ご迷惑をおかけしたこと」という課題を出されて、最初は母に対して考えたのですが、ぽろぽろと「していただいたこと」ことが多すぎるほど浮かんできました。そしてその事を客観的に母親の立場になり考えていたら、 母は必死に私のことを守ってくれている存在だということが身に染みるほどわかってきました。
次に父親に対して内観するように課題を出されました。正直に言うと父親のことを考えるのは気が引け、思い出すことが困難でした。両親の仲が悪く、母よりだった私は、父に対して良い感情を持っていませんでした。
ですから、 考えているうちに全く関係ないことが頭をよぎり混乱していました。 けれど、先生に指導されたように、深く呼吸をし、落ち着いて考えるという事を暫く繰り返した末に、いざというときに自分を守り、助けてくれたり、苦しい中、仕事を頑張っている父の姿が見えてきました。
父に「して返したこと」に対してもよく思い出してみたら、プレゼントをあげた時、とても喜んでくれた父の笑顔が思い浮かび、なんだか楽しくなってきました。そして、もっと父に対して、してあげられるとこが無いだろうか、という思いがわきました。
職場の上司や同僚たちに関しても内観をしました。相手の立場で考えてみると多くの「していただいた」ことが思い浮かんだのですが、思い出しただけで恐怖を感じ体が痺れてしまいましたが、その時、千石先生から呼吸法の指導や、優しい声掛けをしていただいて落ち着くことができました。逃げないで内観をしていくと、完璧に仕事をこなしたい、と思いながらできない自分の姿や、職場の人たちに対して「もっと優しくあってほしい」というような理想を勝手に押し付けつけていた事などが解ってきました。
そして心身めざめ内観を終えた時は、母や父、職場の人に優しくなれ、また自分の体に対しても優しくなれた様な、そんな感覚を覚えました また発作が起こることがあれば、内観や気功の方法を思い出し、自分の感情をコントロールできるように頑張りたいと思いました。
千石先生、スタッフの皆様、お世話になりました。
広島市 38歳 女性
この度3泊4日の集中内観を受けさせて頂きました。私は結婚14年の間に夫から受けた暴力、夫から出る威圧的態度、その他の悩みを誰にも相談できず、悟られないように明るく振舞っていましたが、今年の春に自分では分からない間に精神のバランスを崩していたようです。自分では全く記憶にないのですが、別人格になったように半狂乱で暴れていたとのことです。救急車で実家の家族が病院に運んでくれましたが、総合病院では専門科がないため精神科の受診を勧められました。
家族が話し合い、この状態では精神病院で拘束され、薬物療法を受けさせられるのは怖い、ということになり、実家で母、実兄、実妹が介護をしてくれました。その間の記憶は全くないのですが、4日目に私は正常に物事が判断できるようになりました。現在は離婚調停中で、半年程実家で子供達と共にお世話になっているのですが、居ないはずの夫が、なぜか居るように感じたりすると、記憶がなくなり、その間、実家の家族、子供たちに迷惑をかけていたようです。いつの間にか、家中の刃物がなくなっていたことがありました。
余りにも酷い私の心の病をみかねた母が、心の治療ができる専門家を、あちこち探しました。ようやく、知人から教えて頂いた千石先生の心身めざめ内観センターに出会い、治療を受けてはどうか、と勧めてくれました。
最初不安が一杯で、宿泊じゃなく通院でと思っていたのですが、千石先生とのカウンセリングの中で、やってみる価値はあるかもしれない、と思い、宿泊に決めました。 心身めざめ内観初日は、母にセンターまで送って頂いたのですが、母の帰宅後、約1時間ほど呼吸法、瞑想法の指導を経て内観に導入され、個室に入りました。部屋に入って一人になると、テレビもない、ラジオもない、携帯電話もない、人の気配もない孤独と不安感にさいなまれ、内観どころじゃなく、他の事を色々考えたりしていましたが、最初に千石先生に呼吸法を教えていただいていたので、わらにもすがる思いでお腹の丹田に手を当て、呼吸法を繰り返していました。
そうしている内に気持ちも落ち着いていき、内観の課題の「お世話になったこと」「して返したこと」「迷惑かけたこと」と、一つずつ内観できるようになっていきました。最初母との内観から始めたのですが、生まれてから、現在まで内観をしていくうちに、私は夫という、一人の人間への恨み、憎しみに捕われ、そのために家族に迷惑をかけ、悩ませ、子供達に悲しい思いや、寂しい思いをさせていることに気付かされました。そして、このことに関して、自分を恥ずかしく思い、実家の家族と子供たちに申し訳ない、という気持ちが溢れ出ました。それまでは、夫のことが怖くてしかたなかったのですが、内観で振り返ってみると、私は常に家族の大きな愛に守られて生きてきたのです。一体、私は何を恐れていたのか、と思いました。それに比べ、夫は冷たい家庭で育った、可愛そうな心の狭い人間なのに、と思ったら、気持ちが不思議と楽になりました。 それからは子供達、兄弟、祖父母と内観していきました。途中子供達を内観している間、これまで辛抱させ続けていたんだ、申し訳なかった、と思うと、無性に子供達に会いたくなり、泣いて先生に訴えたりしましたが、これから子供達にどうやって接していこうかと内観しているうちに気持ちも晴れ、どうにか3泊4日の内観を終えました。
人間、誰しも、生きているうちに自分可愛さに人に罪を押し付け、自分を正当化しようとする時が無いとは言えません、時にはこの様に自分自身を見つめなおし、自分の人生にたずさわって下さっている方々への感謝をして、私は一人で生きてきたわけじゃない、育ててくださった方がいるから今の自分があるのだと感謝をしながら、前に進んでいく必要があるのだと思いました。
今、実家に戻り、元の生活を送っていますが、母の愛情からご縁を頂いた、心身めざめ内観センターで学んだことを決して無駄にしたくはないので、日々少しづつでも内観を続けていこうと思っています。
山口県 42歳 女性
私は親しい人が続けて突然亡くなったことから精神科へ通うようになりました。しかし薬は増える一方で不安を感じ、薬依存になる前に自分で薬を断ちました。
薬は不安症状を和らげてくれる気がするが、根本は治せない。薬に頼ってコントロールされる人生はまっぴらだと思いました。
自分を変えたい、強くなりたい、と思い催眠療法を受けたり、仏教の本や啓発本を読みました。けれど知識として植えつけられるだけで実感がないままだらだらと、しかし、あっという間に時は過ぎていきます。そんな時、偶然内観の本に出会い、効果があるかわからないがやってみよう、効果があったらラッキーだな、と半信半疑で心身めざめ内観センターにお世話になることになったのです。
本やネットの知識で内観の方法は知っていました。
母、父、祖母、親しい人。子供時代から少しずつ思い出していきますがなかなか思い出せないことが多いです。しかし、やっていくうちに自分がどんなに愛されて支えられて生きてきたのに気付き、時折涙が出ました。
片親で育ち本当の家族を知らず苦労した母は理不尽なところもあるが母なりの精一杯の愛情を注いでくれたこと。父は酒飲みで暴言も多かったが、家族の為に毎日休まずに一生懸命働いて養ってくれたこと。
祖母は体に良いご飯を作ってくれて、お花や植物の名前をたくさん教えてくれました。
両親や周りの人々への感謝がいかに薄かったか気づきました。
頭で感謝していると思っているだけで心からの深い感謝ではなかったのです。支えられて当たり前、わがまま言って当たり前、頼り切って当たり前、迷惑かけあって当然だ、お互い様だと思っていた自分がいました。
母が生きているうちに本当の感謝を伝えることが出来て良かったです。
私の心の変化に、父や祖母、ご先祖様はきっと天国で安心してくれているでしょう。
両親がいて生まれてこれたから、支えられていたから私は生きている。五体満足で、食べるものに困らず住む場所に困らず毎日生きていられる。こんな幸せはあるでしょうか。
苦しいこともたくさんあります。けれど楽しいこともある。
こんな素晴らしい人生を生きることが出来るなんて奇跡です。大げさかもしれませんがあらゆるものに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
豊かな自然、空気、水、大地、虫、動物、地球。
体の中へも感謝することを教えて頂き、何を食べても満たされず過食気味だったのが和らいだのです。
内観をして自分の不甲斐なさ、驕った自分を見つめることは正直つらいことです。けれどそこを気付けて見つめることが出来て、まだ人生やり直せると思いました。
すぐには変われないが新しい自分への第一歩です。焦ってすぐに結果を求める自分もいます。けれど日々自分を振り返りながら反省をし、前に進んでいきます。
今からが私の本当の人生がはじまると思っています。
家にいて自分のことを考えることがあっても、家では雑念が多すぎて集中して向き合うことができません。けれど先生のお力を借りながら鳥取の豊かな自然の中でひたすら自分と向き合うことが出来ました。
とても清々しく自信が満ち溢れて穏やかで、こんなにも素晴らしい気持ちになれたのは生まれて初めてでした。
生きているうちにやれることは何でもやってみたいと思うようになりました。面倒なことから逃げてきましたが、面倒なことなど一つもないのです。全て自分の糧になります。
今までは生きていたが、ただ自分をごまかし正当化して逃げて日々を過ごしていただけで、本当の意味で生きていなかったのです。
毎日少しでも内観して心を整えて感謝しながら日々生きていきます。
「本当に生きること」を気付かせてくれた先生に心から感謝します。心身めざめセンターは私の心のふるさとです。
先生、スタッフの皆様、かわいいセラピー犬ぽこちゃん、またお会い出来るのを心より楽しみにしています。
内観についてほぼ無知識であった私は、内観の3つの質問「していただいたこと」、「して返したこと」、「ご迷惑をおかけしたこと」を調べることで、本当に気持ちが変わるのだろうか、と不思議に思っておりました。
ところが、内観導入で瞑想に入り、私の幼少期の、母に対する上記3つの質問を調べたとき、母が私に愛情を注いで接してくれた具体的な出来事がたくさん頭をよぎり、感謝、申し訳なさ等の感情で涙が止まりませんでした。そして面接後、内観前とはまったく違った安心感に満たされた心でおりました。内観前の気功による呼吸法が、私の内観をより深く、落ち着いたものにしてくれたと感じます。
その後約3日間にわたり、順番に、祖母、父、叔母、曽祖母に対してそれぞれ時間をかけて内観していきました。すると、家族のみんながどれほど私を愛してくれて、辛い状態の私を支えようと一生懸命に思って行動してくれていたかが、じわじわとわかりました。孤独を感じて周囲に壁を作り、自分自身を身動きできなくさせていたのは、他ならぬ、私の心だったのです。「私は、愛されている。」今まで頭でばかり理解しようとしていたことが、心に響き、幸福感と自信、感謝の気持ちが湧いてきたのです。「お母さん、お父さん、おばあちゃん、おばさん、今までごめんね。ありがとう。」そう心から思いました。
さらに、用瀬町の緑ゆたかな山と川、そよ風と空気、美味しいお食事、親身なスタッフの方に囲まれ、千石先生の温かく的確な面接により、自分は自然の大いなるものに愛され、恩恵を受けて今ここにいるという実感を得ました。気持ちの良い朝日を浴びながらの気功、静謐な夜の瞑想によって、その実感が心身のより奥深くに沁みこんでいくようでした。
集中内観終了後は、開始前のどうしようもない不安や焦りがなくなり、心がとても穏やかになりました。そして、周囲の方々、大いなる大地からの愛を受けとった私は、今度は、愛を与えて生きていけるよう日々健康に、豊かに生活していきたいと明るい希望を持てるようになりました。そのためにも、「ありがとう、ごめんなさい」の気持ちを忘れないように、毎日の日常内観を実践していこうと決意いたしております。
千石先生、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。心身のリフレッシュのため、次回、心身目覚め内観センターで内観療法を受けさせていただく日を心待ちにしております。
高知県 50代 男性
内観には以前から興味があったのですが、5日間の集中内観は日程的に難しいため、
これまで参加することができませんでした。今回1泊2日の内観をお願いし、かなり深くまで自分を見つめることができたこと、大変有り難く思っております。
過去何冊も内観の本を読んできましたが、実際行ってみると全く違うと感じました。2日間で母と父、妻とのことについて内観をし、こんなに思い出すことがあるのか、というぐらい思い出し、自分の身勝手さ、間違った思い込みを痛いほど感じることができました。
これまでの人生のつらい出来事への新しい意味づけをすることができたことは、生きる上での大きな財産となりました。呼吸法や、誘導瞑想などを学ぶことができたことも良かったと思います。宿坊の雰囲気もよく、料理もおいしく、素晴らしい時を過ごさせていただいたこと、
感謝しております。
本当に有難うございました。
東京都 60代女性
4日間のプログラムで「心身めざめ内観」を体験いたしました。「身心めざめ内観センター」は、鳥取県の自然豊かな山間にあり、古民家での清潔な個室、地産の厳選された材料で地元の主婦の方々が作る食事と、内観の前後に気功や呼吸法を取り入れリラックスできるようにプログラミングされていました。
受講前は、内観に集中できるだろうか?身心のめざめが期待できるのだろうか?などなど不安だけではなく多少の猜疑心を抱えての参加でした。
内観1日目は、母親を10年間隔で内観するというテーマが与えられましたが、最初は中々集中できませんでした。ところが、中学生のころの両親の激しい言い争いに不安を感じた夜のことが思い出されてきました。このことを機にして、何一つ愚痴を言わずに黙々と働くか細い母の後姿と同時に母の作った食事の味、洋服やセーターの色や柄までが思い出され母がどれほどの愛情を注いで育ててくれたかを感じることができました。
2日目は父親でした。中2の時に家を出て以来一度も会うことがなかった父に対しては、母のことを思うと会えないという思いがあり、最後まで受け入れられませんでした。
ところが、子どもの頃に、しもやけで膨れた指をマッサージしてくれた父の大きな指の記憶と共に、毎月仕送りをしてくれたことなどが思い出され、臨終のときにも駆けつけなかったことに申し訳なく心より謝罪していました。子ども時代の憂鬱感は全て父親に起因するものと感じて大人になりましたので、どこかで父を恨んでいました。内観の後しばらくして、ふと、父は安らかに逝ったかしら?との思いが湧きあがってきた時に、不思議なことに目の前に阿弥陀如来の来迎図が浮かんできたのです。この時、父は弥陀様に抱かれ旅立ったことを確信しました。この出来事は自分でも驚きでしたが、同時に喜びをも感じました。その後、弟、二人の娘、夫を内観し、その度、千石先生よりカウンセリングを受けました。先生は父の話を涙を流しながら聴いて下さいました。
心身めざめ内観は、猜疑心が強く価値観を押しつけ異なる考えを排除するという私の傲慢さや自己中心的な面を気付かせてくれました。
心身めざめ内観は、両親をはじめとして、私を支えてくれている家族の存在の重要さを再確認するために、父の13回忌を直前にした、まさに今、この時期になにかしら眼に見えない不思議な縁に導かれたものであったと思います。
心身めざめ内観は、自分の眼を通して映る相手のおもいを浮かび上がらせてくれました。この感覚は、他人と向き合う時に、相手の立場を思いやる大切さを感じさせてくれました。心身めざめ内観で得た、この感覚を大切に自分の中で育て続けていけば、社会の片隅で何かしら人様の役に立てる活動に参加できるのではないか、という思いに繋がっています。
岡山県 15歳 男性
私は学校では明るく振舞い、勉強もクラブ活動も頑張っています。けれど、心の中は、いつも緊張感があり、模試や、大切なクラブの試合の前にはお腹をこわしたり、熱を出したりして、休んだり、中途半端な結果しか出せないことがありました。そんな私を心配して、両親が週末、2泊3日の心身めざめ内観を受けさせてくれました。
母が別室で、一緒に心身めざめ内観を受け、弟が小学生なので、単身赴任で東京にいる父親が帰宅して、弟の面倒をみてくれました。 朝晩の呼吸法、気功は、最初は難しいと思いましたが、慣れてくると酸素が肺や頭に一杯入っていく感覚があり、これまで、自分がどんなに浅い呼吸をしてきたかが、わかりました。それと同時に、心が少しづつ落ち着いてきて、保育園くらいのころからの、いろんな出来事が思い出されてきました。
内観をしていくと、母が家事や塾への送り迎えなど、自分のためにたくさんのことをしてくれていることに気づきました。そして、父との内観をすすめていくと、これまでたくさんのことを経験させてくれましたが、それにはとても多くのお金がかかっていた。それでも惜しまずに一生懸命働いたお金を使ってくれたので、やっぱり私のことを思ってくれているんだな、と思いました。 そして、弟も、小さいながら色々と気を使っていてくれていることと、弟の存在が、どんなに私の心を和ませていてくれているのかを感じました。
心身めざめ内観を研修する前は、自分はダメで、良くない人間だと思っていましたが、自分はこれだけ愛されているのだ、と気がついて、これからは、もっと自分を大切にしよう、と思いました。そして、両親には、今後、できる限りの恩返しをしていきたい、と思います。気持ちもずっと軽くなり、内観は自分を見つめて、出直しができる機会だと思いました。
私には、将来 鉄道マンになる夢がありますが、心身めざめ内観を忘れないように生活し、年を取ったら、内観の伝道師になりたいと思います。
岡山県 48歳 女性
中学3年生の長男のことを、千石先生に相談したところ、一緒に心身めざめ内観を研修してはどうか、というアドバイスをいただき、息子と2泊3日の研修を体験させていただきました。
夫は仕事熱心で、思いやりもある人で、恵まれた結婚生活を送らせていただいていますが、長男が神経質でキレやすいところがあり、学校のストレスが重なると寝込んでしまうこともあり、心配しておりました。
数年前に義母を看取り、その後の親戚関係の難しさなどから、息子に何等かの影響を与えたのではないか、と思い悩んでおりました。また、私は実母にあまり手をかけてもらえず成長した記憶があり、両親に対してわだかまりを抱えておりましたが、心身めざめ内観が進むにつれ、母親に手作りの服を着せていただいたことや、栄養のバランスを考えた食事をいつも用意していてくれたことなど、小さい頃にたくさんの愛情をいただいていたことを思い出しました。母は愛情表現のできない人でしたが、母なりに一生懸命子育てをしてくれたことがわかり、わだかまりを消すことができました。また、内観をするまで、すっかり忘れていたのですが、小さい頃、父が大好きだったことを思い出し、心が温かくなりました。
内観によって、身近な人たちからしていただいてきたことを、当たり前に感じてきたことを気づき、これまで他人に対し感じてきた警戒心が和らいできました。今後は、人との付き合い方が変わってくると思います。感謝の心を、言葉にして伝えていきたい、と思います。私の心の在り方が変わると、持病のメニエル病も改善するのではないか、と感じています。心身めざめ内観後、長男が今までよりも落ち着き、「ありがとう」「ごめん」という言葉を口にするようになりました。 私が両親や他人に対し信頼感を取り戻したからではないか、と感じています。
先生から、研修後も必ず続けるように、と指導していただきました呼吸法と日常内観を、親子で継続していきたい、と思います。有難うございました。
神戸市 67歳 男性
私は若い頃、対人恐怖症で神戸大学精神科の先生の紹介で1970(昭和45年)に奈良の内観療法創始者吉本伊信先生のところで一週間内観をさせていただきました。内観については何も知らずに行き、最初は雑念ばかりで少しわかるようになったのは4日か5日目くらいで、それも非常に浅いものでした。
吉本先生も内観でなく、外観だと思われ、ガッカリされたのではと思います。それでも、気持ちがすっきりして、その後、会社に復帰することができるようになりました。それから45年の月日が経ち、ある日、本屋で内観という文字が目に入って来ました。調べてみると千石先生の“心身めざめ内観センター”のホームページが見つかりました。私は現在67歳になりますが、子供についての悩みや、自分自身の老後の過ごし方に不安がありましたので、すがる思いでお願いしました。
最初、3泊4日ではたして内観が深まるのだろうか、と不安に思っていましたが、 千石先生の方法は、呼吸法や気功を取りいれられ、また、最初に簡単な自分の年表を作るなど色々と工夫をされており、短時間で内観に入ることができました。1.お世話になったこと、2.して返したこと、3.ご迷惑をかけたことを、母から順番に、身近な人たちに対して調べていくだけですが、自分がいかに家族や他人にお世話になりご迷惑をかけているのに、お反してきたことが少ないことがわかりました。両親は既に亡くなっておりますが、自分のことをいかに心配していてくれたか、そして、私の意識の中には生きていてくれていることがわかりました。
内観が終了した後、すっきりし、すがすがしい気持ちでしたが、家に戻ってからも、人や物に対する気持ちの変化がはっきりとわかりました。素直で穏やかで、前向きで、知らない人にも優しく接することができるような、そんな気持ちです。年をとってからの内観ですが、今からでも遅くありません。千石先生が帰り際にお話しされたように、その後の日常内観と呼吸法が大切です。今後も穏やかで明るい気持ちで人と接し、少しでも人の役にたてるように、毎日少しずつでも、心身めざめ内観を実践していこうと思っています。
今回の機会を与えていただき、お世話をして下さった千石先生とスタッフの方々に心より御礼申し上げます。有難うございました。
現代社会は、人間関係や仕事によるストレスにさらされ、心を病む人が少なくありません。
特にものごとが上手くいかない時や、忙しすぎると、ものの見方が狭くなり、心身の疲労が蓄積されます。健やかに生きていくには、自分を省みて、心と身体のバランスを取る必要があります。
心身めざめ内観センターは、わたしたちの心と身体が一つであるという東洋医学の概念「心身一如」に着目しました。人間は自然の一部で、自然界からたくさんの癒しや恩恵をいただき、生かされています。センターでは、山、川、海、砂丘に恵まれた豊かな鳥取の土徳の中で、内観心理療法、カウンセリング、気功、メデイテーション(呼吸瞑想法)、ヒーリングタッチ法などを提供し、心と身体をいっしょにケアしていきます。
心と身体がつながると、様々な気づきがあり、滞っていた心身の働きがめざめ、爽やかに日常生活を送ることができるようになります。
心身めざめ内観センターで、あなたの心と身体を見つめてみませんか。
ハワイ大学大学院 教育学修士
アリゾナ州フェニックス大学大学院 カウンセリング修士
鳥取大学医学系研究科精神行動医学分野 医学博士
公認心理師
日米の心療内科、ホスピス、医療施設でカウンセリング、ターミナルケア、内観心理療法を実践、指導。
京都大学こころの未来研究センターで内観療法を中心とした
ストレス軽減法、心身をつなぐための研究員勤務を経て
心身めざめ内観センターを開設。
浄土真宗本願寺派僧侶(布教使)元ハワイ開教区開教使
日本内観学会常任理事
日本仏教心理学会会長
(財)全国青少年教化協議会 臨床仏教研究所 特任研究員
保護司
大阪学院大学国際センター講師、神戸常盤大学看護学科 講師、
公立鳥取環境大学講師、京都中央仏教学院相談室カウンセラー
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研修期間 | こんな方が対象 | 人数 | 料金 |
---|---|---|---|
心身めざめ内観 (3泊4日) |
生まれてから現在までの自分を、ゆっくり時間をかけて客観的に調べることによって、これまで気付かなかった自分や、他人の姿が見えてきます。内観心理療法にカウンセリング、呼吸法、気功を導入することにより、短期間で深い洞察を得ることができます。劇的な心の変化が起こり、長い間悩んでいた問題や、病気を克服するための原因、ヒントに気付くことが可能です。 シニア世代の方には、回想法としてこれまでの人生の振り返りや、認知症の予防、進行抑制の効果が期待できます。 |
お一人様 | 88,000円(税込) ※宿泊代、食事代、セラピー代含む |
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お一人様 | 68,000円(税込) ※宿泊代、食事代、セラピー代含む |
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心身めざめ内観 (1泊2日) |
心身めざめ内観の具体的な方法を指導、体験していただきます。あるいは、これまでの内観療法・心身めざめ内観を体験された方の振り返りとしておすすめです。 | お一人様 | 48,000円(税込) ※宿泊代、食事代、セラピー代含む |
研修期間 | こんな方が対象 | 人数 | 料金 |
---|---|---|---|
心身めざめ内観 (一日:8時間) |
心身めざめ内観の具体的な方法を指導、体験していただきます。あるいは、これまでの内観療法・心身めざめ内観を体験された方の振り返りとしておすすめです。 | お一人様 | 24,000円(税込) ※昼食代、セラピー代含む |
※各内観プログラムには、症状に応じ、気功、呼吸法、ヒーリングタッチ法などが導入され、心身のケアを一緒に行います。
研修期間 | こんな方が対象 | 人数 | 料金 |
---|---|---|---|
カウンセリング (1セッション 1時間) |
現在抱える問題、悩みに対して専門的知識と技術を用いて心の悩み解決のお手伝いをします。 | お一人様 | 8,000円(税込) |
Zoomカウンセリング (1セッション 50分) |
現在抱える不安や人間関係、仕事、恋愛問題などをサポートします。 →詳しくはこちらを御覧ください。 |
お一人様 | 6,000円(税込) |